毎日のくらしに大きな影響…6月からの電気代値上げについて

 

 

# 電気代値上げ

# 本当に

# 国の支援策

# 再エネ促進賦課金

# 対策のあれこれ

# 補助金の活用

 

 

皆さんこんにちは。前回のブログから少し間が開いてしまいました。(-_-;)

 

最近、テレビ放送やニュースなどで大きく取り上げられている
「6月からの電気代値上げ問題」について今回、切り込んでみます。

 

 

ワイドショーやニュースなどでは「6月から大幅に電気代が値上げ」と騒がれています。

 

その実態はどうなのでしょうか?

 

実際に電気代として電気を使ったら掛かる、
電気料金単価は上がっているのでしょうか? 

 

 

答えは「NO」です! 

 

 

今回、騒がれている電気代が上がる報道の正確な内容は以下になります。

 

1.国からの支援策

 

昨年1月に政府は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」と称して、
電気代、ガス代に対して支援を打ち出しました。

 

そして、その支援策が今年の6月からは「無くなる」事で電気代が上がると言うか、
元の単価に戻ることで、支払う電気代が増えると言う解釈になっています。

 

 

「うちはオール電化やから損ちゃう?」
って思われる方もいらっしゃるでしょうが「ガス」も同じく国からの支援は無くなります。

 

2.再エネ促進賦課金

 

電気の支払いの明細書に「再生エネルギー促進賦課金」というのがあります。

 

すでにご存じの方も多いと思いますが、
自然再生エネルギーを普及させるために国は2012年から、
太陽光発電などで出来た電気を買い取る制度を始めました。

 

一般家庭(発電量10kw未満)の場合、固定された単価で余った電気を
10年間買取ってくれると言う制度になります。

FITと呼ばれてました。)

 

その電気を買い取る時の原資を国は「再エネ促進賦課金」として
私たちの電気代の一部として徴収して賄っています。

 

この賦課金の単価は2012年(0.22円/kw)から毎年、
2022年(3.45/kw)まで上がり続けてましたが(約15.7倍)、
2023年(1.4/kw)に国際的な状況などにより一時的に下がったものの、
今年は2024年(3.49kw)となり、値上げとなることで
結果的には昨年に比べると大きく電気代が上がることになります。 

 

 

ということで「6月から電気代が値上げ!」の実態は上記2点が原因となります。

 

当然、お昼のワイドショーなどでは
「なんちゃって家電専門家」のような人が対策についてあれこれ話をされてますが
パナットナカマツの見解は次のようになります。

 

【ポイントになるところ】

一番簡単な電気代を安くする方法は「電化製品を使わないこと」になりますが、
それでは私たちは安心して生きていくことも出来ません。

 

そうなると次に出る発想が「使う電気を少なくする」となり、
節電を考えるようになります。

 

しかし、どうでしょうか。
常日頃、自分のお住まいで慣れ親しんだ生活習慣を
極端に変えてしまうと「不自由」と言うよりも「危険」ということも増えてきます。

 

・階段や廊下、おトイレなど電気照明をつけないのは危険

・これから夏本番を迎えるにあたり、毎年、過酷になる暑さに対して、
 エアコンをつけずに過ごすことはとても危険

 

などなど。

 

なので現実的に考えて電気代を抑えるポイントは、
同じ使うなら「消費電力量の少ない家電品」を上手に使うことになり、
そして、使う時の環境を考えることもポイントになります。

 

テレビなどでも報道していますが、一般家庭において使う電気の割合が高いのが
「エアコンと冷蔵庫」この2つで約半分、占めているようです。

 

私からアドバイスするとすれば次のようになります。

 

・エアコンはよく使う部屋にこそ「省エネ性の高いエアコン」に変える

 

お買い求めしやすいエアコンよりも10年使えば総コストは安くなります。

また、10~15年以上前のエアコンと今のエアコンでは大きく電気代が変わります。

 

・窓には遮光カーテン、断熱ガラスや窓を併用する

 

特に西日の強い部屋は明るいうちからカーテンを閉めましょう。

断熱窓やガラスの効果は夏だけでなく冬も効果は抜群です。

 

 

 

・こまめに消すことはかえって逆効果!

つけっぱなしの方が電気代はお得です。

そして上下の風向きのルーバー(羽根)は夏場は「水平にすること」。

 

・適温は「28度ではありません」

 

設定温度よりも「自分の身体が快適に感じる温度」が適温です。

風量は自動がおススメです。

またエアコンはメーカーキャッシュバックが付いていたり、

断熱窓やガラスなどの併用する場合「国から補助金も出ています。」

 

・買った時にコンセントを差すと次に買い替えるまでコンセントを抜くことのない冷蔵庫は
10年以上、お使いなら思い切って買換えるだけで大きく節電してくれます。

 

・冷蔵庫の庫内に「所狭しと食品」を詰め込まないのがベスト

 

 

・冷蔵庫の上に「モノ」は置かない

冷蔵庫は溜まった熱を放熱する仕組みになっています。
その放熱する場所が最近の機種だと冷蔵庫の天井部にあります。

 

エアコンや冷蔵に関しては以上になりますね。

他にもやはりつけっぱなしが多い、照明器具なども、蛍光灯や白熱球などを
すべてLED電球や照明器具に変えると効果は大きいです。

 

私が一番声を大きくしてお伝えしたいのが、
「もし今、電気温水器をお使いなら直ぐに補助金を使ってエコキュートに変えるべき!」
いうことです。 

 

 

エコキュートの場合は消費電力量はムチャクチャ少ないですが、
電気ヒーターでお湯を沸かす電気温水器はとてつもなく消費電力量が多い給湯器です。

 

比較シミュレーションをぜひ一度ご覧ください。

 

これも今なら国から補助金が出ていますね。

 

あくまでも私の推測ですが国からの支援策は今後どうなるか分かりません。

 

またエネルギー資源を輸入する比率が高い日本では今後もまだ「光熱費の高騰」
継続されるのは間違いありません。

 

今の事ととらえずに、生涯払い続ける固定費・光熱費を
いかに計画的に削減するかの対策を考えることをおススメいたします。 

 

 

パナットナカマツの役目の一つは「こんな時の相談先」でもあります。

お気軽に声掛けしてくださいね。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。