昭和の親父と令和のお父さん・父の日に想うこと

 

【はしごを外したあの日も今では笑い話です】

 

皆さん、こんにちは。
気がつけばもう6月。月日が過ぎるのは本当にあっという間ですね。

 

今年の「父の日」は615日。

 

実は、私の親父の誕生日も620日。
この時期はにまつわる出来事が重なります。

ということで、今回は少し、父についてのお話をご紹介してみたいと思います。 

 

 

先日、お店のイベント中にお客様からお声がけいただきました。

 

「ナカマツさん、前にかわら版で書いてた話の中でいまだに覚えてるのは
昔、お父さんと一緒にアンテナ工事で屋根に上がったときに喧嘩になって、
ナカマツさんが怒ってハシゴを外してしまったっていうエピソード」

とのこと。

 

……そんなことも、若いころにはありました。

 

今となっては笑い話ですが、当時は真剣そのもの。
もちろん、あとで親父から、しっかり叱られたのもいい思い出です。

 

うちの父は、昔ながらの男といった雰囲気で、
無口で頑固で、どこか不器用な人でした。

 

子どものころはその分ぶつかることも多かったですが、
今思い返すと、あの不器用さも父なりの家族への愛情だったんだと思います。
(気づくのが遅い💦)

 

 

最近では、「お父さん」の立ち位置がずいぶん変わってきたように感じます。
うちに限らず、どこの家庭もそうではないでしょうか。

 

うちの子供たちもまだ小さい保育園の頃には、父の日になると一生懸命
私の似顔絵を描いてくれ、
メッセージには
「お父さん、いつもありがとう♪大好き♡」なんて、
プレゼントを貰って目じりを下げたものですが、最近では

 

 

先日、読んだコラムには、こんなことが書かれていました。

 

「今の時代、父親が家族のためにどれだけ頑張っても評価はされにくい。
家庭の中心はお母さん
もしそのお母さんに対して少しでも強く出てしまうと、
子どもたちの信頼は一気になくなる。
父親が子どもたちから信頼される一番の方法は、お母さんを大切にすること

 

なるほどと思いました。

 

私自身も、時々、家内に少し厳しい口調で言ってしまったとき、
娘から「お父さん、お母さんにきつく言わんといて!」と
注意されることがあります。
(反対のケースは全くありません(-_-;)

 

私が生まれ育った昭和の時代は、父親といえば一家の大黒柱で、
ちょっと怖くて、子どもも黙って従う存在だった気がします。

 

でも今は、家庭の中での役割や空気感も変わってきているんですね。

 

求められるのは、強さよりも優しさ。

厳しさよりも、寄り添う姿勢。

 

今の時代に合った「理想のお父さん像」は、
そういうところにあるのかもしれませんが
それでも私は、家族にとってのかすかな存在でもあり続けたいと思っています。

 

ときに笑われ、ときに煙たがられながらも、気づけばそこにいる
そんな父親像を、これからも目指していきたいと思っています。

 

いつか子供たちが巣立つ日が来るまでに、どれだけかっこ悪い背中を見せられるか。

どれだけのなんてことない日常を一緒に過ごせるか。

 

派手なことは何もできませんが、こうしてかわら版やブログを通して、
少しでも親としての悩みや迷い、そしてささやかな喜びを共有できることに感謝しています。

 

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

今年の父の日、少しだけ立ち止まって、
今そばにいるお父さんに、感謝の気持ちを伝える良い機会にしてみてくださいね。