桜咲く日に、ふと思い出した私たちの結婚式

 

3月28日吉日、
私たち夫婦は和歌山城にほど近いホテルにいました。 

 

 

私の妹の息子、甥っ子の結婚式に参列するためです。

 

当日までの準備をしながら、
そう言えばもう久しく、華やかな結婚式に出た記憶がないことを思い出しました。

 

当日は姉妹夫婦とも久しぶりの再会となり、
朝から楽しい雰囲気でいっぱいになりました。

 

ありがたいことに当日は晴天。
結婚式場のすぐ横にある和歌山城の桜も、
まるで今日の日を祝ってくれているかのように咲き始めていました。

 

 

ロビーで待つことしばし。
いよいよ結婚式が始まり、私たちはチャペルへと移動しました。

 

牧師さんは外国の方でメチャクチャ背が高い(おそらく2m)の方。
それでいて日本語がペラペラという何とも言えない雰囲気。

 

パイプオルガンが鳴り響き、
バイオリンとフルートの演奏が場の空気を一気に作ってくれていました。

 

この時、隣に座っていた家内と私は、
同じように自分たちの結婚式のことを思い出していました。

 

北海道・深川市にあるセント・マーガレット教会、
生まれて1歳少しの娘と3人だけで、
私たちも同じように教会で結婚式を挙げたのでした。

 

〇結婚式前に牧師さんから狭い懺悔室で受けた、かなり長かったお話(約小一時間)

〇私たち3人だけでは、とても広くて立派過ぎた教会

〇本格的なパイプオルガンの重厚な音

〇私たちより多かったスタッフの方々

〇1時間近く、娘を片手で抱き上げてしんどかったこと

 

そんな数々の思い出が、私の脳裏を駆け巡りました。

 

新郎の甥っ子がタキシード姿で入場するも、
感極まって早くも涙。

 

そんな姿に隣の家内も「あかん、感動する」と言って涙。

 

私は私で、とても嬉しそうな新郎新婦を見て涙。

 

 

教会の中は色々な想いと喜びが重なり、
参加者みんなの涙で埋め尽くされていました。

 

甥っ子は生まれつき心臓に疾患があり、
何度となく大きな病院で手術を受けて今に至っています。

 

本人だけでなく、ここまで支えて来た妹家族全員の道のりを考えると…
涙なしでは語れない話です。

 

無事に式典も終わり、場は披露宴会場へと移り変わりました。

 

新郎新婦を囲み、友人の方々、親族の方々、
参加者全員が晴れやかで、うれし涙の競演が始まるのでした。

 

 

披露宴を楽しみながら、私はふと娘のことを思っていました。

 

娘は現在17歳。
何年先か分からない娘が結婚する時、
私は今日の新婦の父親の様にうれし涙を流せるのか?

 

そんな先のことを考えながら、
大好きな白ワインを飲み、その場の時間をゆっくり楽しむことが出来ました。

 

とても久しぶりに参加した結婚式でしたが、
そこにはこれまでの苦労を乗り越え、
ここから新しい家族として歩んでいく若い二人の姿が
とても嬉しそうで、そして眩しく映りました。

 

ありがたいことに夫婦で参加させていただき、
とても素晴らしい瞬間に立ち会えたこと、
そして少し忘れかけていた自分たちの思い出にも触れられた、
そんな心温まる結婚式でした。

 

甥っ子夫妻には、
楽しく、たくましく、二人で歩んでいってほしいと願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。