エネルギーの充電・元気を貰う場所

 

# 23年

# 6名からの始まり

# 情熱、知恵、想いの共有

# 蘇りの地

# 全国規模

# 恩送り

 

皆さん、こんにちは年が変わり、もう3週間も過ぎようとしています。

 

地震の被災地の復旧も諸事情により、少しずつですが前進している模様です。
出来るだけ早く、安心して暮らせるようになって欲しいですね。

 

さて、今回のブログは私が毎年、年初めに参加する
「仕事と生きるエネルギーを充電できる会」が、
1月13日、土曜日に新大阪で3年ぶりにリアル開催されました。

 

今回はその会について少し皆さんにお話しようと思っています。

 

 

現在のパナソニックの基礎である松下電器産業を創設した「松下幸之助創業者」
ずいぶん昔に、業界の未来を発展させるカギとして、
私たちでんき店後継者の育成に目を充ててくれました。

 

そして今から50数年前、その後継者を育成する場を滋賀県草津市に創設されました。
「松下幸之助商学院」という学校になります。

 

 

さらに松下幸之助創業者は、この学校を卒業した若い方々がいずれ自分たちの考えで集結し、
お互いの知恵や情熱をみんなで共有する事になれば未来は明るいとも仰られました。

 

私も松下幸之助商学院の卒業生なのですが、今から23年前、
それまでの商売の在り方・
進め方では、この先自分たちは強くなれない、生き残れないと判断し、
商学院を卒業した、和歌山県下の6名のメンバーで「達人会」という集まりの場を設けました。

 

最年長者の私と、私の仕事や人生の相棒である5歳年下の川合さんの二人が発起人となりました。

 

当初、達人会を作った目的は

 

・年齢や地域、店の格差に捉われず本気で楽しく何事にも打ち込める場所

・従来の固定観念にとらわれず、常に誰もが一歩踏みこむ事に挑戦できる場所

・一人の想い、知恵よりも、二人、三人チームで動く

・視野を広く持つ

・すべて自主自立の考えで自己責任で参加する

 

などなど。

 

6人で毎年、お正月が終わった次の土曜日に集まり、お互いの取組んだ事や想いを共有し
1年のスタートを切る会としました。

 

参加したメンバーは発足当時も今も、会が終わった後は
「身体中にエネルギーがみなぎるもの」を感じました。

 

当初、和歌山県下のメンバーだけで構成されましたが、
5年後に「もっと視野を広げよう」ということで、
全国各地への門を開き、メンバーを少しずつ集めました。

 

6名から13名、30数名、50数名とドンドンと拡充し、発足20年目には
全国の仲間がついに100名を超える会となりました。

 

 

北海道から九州鹿児島までのメンバーで「参加費・交通費」すべて自費となります。

 

発足当時から開催地を和歌山県の田辺にこだわってきました。

 

理由は本宮大社にまつわるお話で、昔の人は本宮大社へお詣りに行くのは
そこが蘇りの地と言われたとされているからです。

 

 

私たちも年に一度、お正月に和歌山に集まることで「蘇り」が出来る意味合いを持っていました。

 

しかし、年を追うごとにメンバーが増え、それこそ北海度から九州の方や、
他遠隔地の方が自費で参加されます。

 

お店によってはお一人ではなく、ご夫婦、家族、親子、店のスタッフなど、複数名で来られるケースも増えてきたので
コストや移動時間の事を考慮し、
少し前からは交通アクセスも良く、集まりやすい場所に変え、
松下幸之助商学院で開催したり、
今回のように新大阪のホテルでの開催と移り変わって来ました。

 

前回リアルで出来たのは2020年1月。
そして今回、4年ぶりに新大阪で集まることになりました。

 

私を含め6名のメンバーで約半年間かけて準備を進め、当日を迎えます。

 

今回は当初、91店舗のお店で100名以上の参加予定でしたが、
能登半島地震の影響で石川県、福井県、新潟県のメンバー、
複数人が
急遽、やむなく参加を取りやめることになりました。

 

当日の参加者はほぼ90名、お昼に集合し午後1時から夕方5時半までは
座学で研修会、そしてその後は立食形式で懇親会へと移り変わります。

 

普通、数時間も座ったまま真剣に何時間も人の話を聞くことは難しいのですが、
流石、達人会のメンバーで写真のように全員が前のめりで真剣に聞いてくれています。

 

 

最近では参加者の方々にパネラーとして参加頂き、全国各地の町のでんき屋さんの現場で
日々起きる出来事や、皆さんの夢、目標などを発表して貰っています。

 

 

また私たち準備室メンバー6名からは、常に業界の最新情報を提供させて頂いています。

 

第一部の研修のパートが終わり、参加者全員で記念写真を撮り、

 

 

久々の第二部、リアル懇親会へとスケジュールは進みます。

 

懇親会ではお酒も入り、一段と交流会がヒートアップ!

 

 

楽しい話、苦労話、相談事、これもあっという間の2時間30分でした。

 

半年以上の準備期間を掛け、約半日・12時間が瞬間で駆け抜けていきます。

 

同じ、業界で近寄った志を持つ者たち全員が1年の本気スイッチが入り、
とてつもないエネルギーを今年もしっかりと充電出来ました。

 

今回、私の出番は第一部のオープニング、最初のパートでした。
その時に10年後もこの達人会は残ると思うかという質問を受けました。

 

私はこう話しました。

 

「私が今、こうしてこのような場所で居られるのは決して自分の力ではないと思っています。

40数年間、業界で生き残れたのはまずは地域のお客様のご支援、
そして次にこの達人会を含む、業界の先輩方やお仲間である皆さんの支えがあったので
ここに居られます。

 

(隣に座っているのが相棒の川合さん)

若い時は私は受ける側でしたが、今はこうして皆さん方に私が頂いた恩を
しっかりと
贈る側になっているだけです。

この考え方をしっかりご理解頂き、今日ここにお集まりの方々が
私と同じように『恩送り』
継続できるなら未来永劫、私たち達人会はずっと存続していきます」

 

23年前、たった6名で和歌山の田舎から始まった「小さな会」。

 

それは何十年も前に松下幸之助創業者が仰られた「自発的な集まり」なのかもしれません

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

環境の変化が最近では早く大きく、移り変わっていきます。
取り残されず、生き残る為には素早く変化に対応することが不可欠です。
その為には広い視野、多くの方々とのネットワークが不可欠です。

 

いくつになっても若々しく一生懸命出来るのは、こう言った方々との交流のお陰です。