酷暑の味方・エアコン まちのでんき屋版・快適術

 

皆さんこんにちは。
前回のブログから少し時間が空いてしまいました。(-_-;)

 

7月が過ぎ、季節はすでにお盆前の8月、暑さもまさに最高潮!

 

全国各地では、これまでの記録を大きく上回る「41度超えの酷暑」が続いています。

そうした地域に比べると、ここ和歌山県紀南地方はまだ少し過ごしやすいかもしれませんね。

 

 

とはいえ… 真夏の屋外での作業はやはり過酷です。

まちのでんき屋にとって、夏の風物詩ともいえる「エアコン工事」も例外ではありません。

今回は、そんなエアコンに関する夏のエピソードを少しご紹介したいと思います。

 

 

《今年多かったエアコンのお問い合わせ》

 

いまや「命を守る存在」となったエアコン。

北海道や東北地方のでんき屋仲間からも
「エアコンが飛ぶように売れて…どうしよう!」という声が多く聞かれました。

 

これまでエアコンが不要だった地域でも、今年は初めて設置される方が急増しているようです。

 

7月〜8月の間、私たちに多く寄せられたのが、
「エアコンをつけても全然涼しくならない!」
というご相談。

 

実際にお伺いして確認してみると、故障が原因だったのは全体の30%ほどで
その中でも特に多かったのは、フィルターの目詰まりによる冷房効果の低下でした。

 

(やはり、シーズン前の点検は大切ですね!)

 

一方、残りの70%「設定やリモコン操作が原因」というケースがほとんどでした。

(この内容は、かわら版にも詳しく掲載予定です)

 

 

《設定温度のポイント》

 

パナソニック製のエアコンでは、設定温度の範囲は「16度〜30度」。

この夏、外気温は33〜35度以上、室内はさらに熱くなることもあります。

 

「エアコンが効かない」と感じる理由として多いのが、初期の設定温度です。

 

総務省の推奨である「28度設定」を忠実に守っておられる方も多いですが…

 

たとえば、暑い外から帰宅したときに室温が35度近いと、
28度に設定してもなかなか快適とは感じません。

 

そんなときは、次のような操作が効果的です:

  1. 設定温度は思い切って16度に下げる
  2. 風量は最大に(パワフルモードがあればON)
  3. 風向きは上向きに設定
  4. 窓やカーテン、扉はしっかり閉める

 

このように一気に室温を下げたあと、
寒く感じたら設定温度を上げたり風量を「自動」に戻せばOKです。

 

 

 

《室内機から水が…!?》

 

7月下旬、田辺市のお客様から
「エアコンから水が出てきて、しかも涼しくならない」 
とのご連絡がありました。

 

 

一人暮らしで要介護中とのこともあり、すぐに伺いました。

 

実際、室内機から水がボタボタと落ちており、
経験上、「ドレンホースの詰まり」だと判断。

 

屋外のホースに特殊な工具で吸引をかけると、
中から大量のゴミや水が一気に出てきて、無事解決しました。

 

水漏れの多くは、ホース内の汚れ・虫・ヘドロ等による詰まりが原因です。

 

また、「冷えない」原因もこのお宅では「設定温度が26度」のままだったためでした。

 

 

《今年のエアコン買換え傾向》

 

7月以降、買換えが多くなってきましたが、
今年特に多かったのは15年以上使用されたベテラン機種の急な故障です。

中には20年以上お使いの方もおられました。

 

特徴としては、
「ある日突然、全く動かなくなる」
というケースが目立ちます。

 

真夏の暑さの中で突然エアコンが使えなくなると、本当に大変です。

  • お買得でお部屋に合う機種がすぐにあるか?
  • 工事日程がすぐに確保できるか?

この2点が、スムーズな対応には欠かせません。

 

 

長くご使用のエアコンがある場合、春先などの余裕のある時期に
計画的な買換えを検討することをおすすめいたします。

 

 

まだまだ厳しい暑さが続きます。

健康を守るためにも、エアコンを上手に使いこなしていきましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。